お泊りして一緒に寝てる。(真っ暗で寝てるかもしれないですが、都合上、小玉付けて寝てる設定)隣で寝息が聞こえたので出水君を優しく抱きしめて匂いをスンって嗅ぐ二宮さん。自分と一緒の匂いのはずなのに、出水君自体の匂いと混ざって、これはこれでいいなとなる二宮さん。出水くんがぴくってなって「……ん」って小さい声を漏らした。出水くんひっついてるし、寝る前に少しじゃれ合ってたのもあって、たっちゃう二宮さん。隣に居たら治まらないだろうから、しかたねえなって起き上がってトイレに行こうとする。
出水君は「……ん」ってなった時に少し目が覚めてて、ぼ~ってしながら(足に何かあたってんな……)って思った瞬間、一気に眠気が覚める。(マジか~~~。二宮さんでもこうなるんだ!?って当たり前か。いやこれもしかしなくても、おれが理由だったりすんのか!?)ってぐるぐる考えてる間に二宮さんが起き上がってどこか行こうとするから、思い切って二宮さんの上着の端を引っ張りながら「……どこ行くんすか」って顔真っ赤にして聞く。
二宮さんは少し驚いた表情で「…………手洗いだ」と答えたのに、出水くんが上着の端を引っ張ったまま離さない。「……言っておくが、おまえでじゃない。……ただの生理現象だ」引っ張られてた上着が元に戻った。
「……おれ相手じゃそうならない……ってことすか?おれは二宮さんでなるのに」
(何言ってんだろ、おれ。こんなこと言っても二宮さんは違うのに)
ピクッってなる二宮さん。「……出水」って言いながら出水君の頬に手を添えるけれど出水君は
「……おれに対してなったわけじゃないんでしょ。ついでみたいにしてくれなくていいすよ。トイレどーぞ。おれ帰りますね」って手を振り払う。出水君に冷たく振り払われたの初めてで少し戸惑う二宮さん。「……なんでそうなる」
「……こうなるでしょ。おれ、言いましたよね。
……前から思ってたんすけど、いつもおれからばっかりじゃないすか。もしかしてしたいのおれだけかもって思ったこと結構あるし。二宮さん優しいから、おれに付き合ってくれてるだけなのかもって。……嫌なら嫌で断ってくれればよかったでしょ」
「…………おまえにされて嫌だったことは一つもない」振り払われた手で出水君の頭を撫でる。体が強張る出水君。今度は手を振り払わない。
「……俺の言い方が悪かった。……おまえが俺にしてくるのはキスまでだろ。だからそこで止めている。おまえに気を使わせたくなかっただけだ。……これは俺の事情だからな」
「……なにそれ。ずるいでしょ。……おれがして欲しいって言ったらしてくれるんすか?」
「……つまりはそういうことだ」で軽い情事から、がっつりの情事に至って欲しい。
ただの生理現象だったはずが、出水君と触れ合うようになってから欲に変わるのが大変良いと思います…。二宮さんも戸惑ってると尚良いと思います。
別の日に出水君にぴとってくっつかれてたってしまった二宮さん。
出水君はちょっと嬉しそうに
「生理現象なんですよね」
「……おまえのせいだろ」
「責任取りますよ。なんちゃって」
「はあ……出水、おまえ覚えておけよ」
みたいなかわいい(?)やりとりも頼みます…。
あとめちゃくちゃどうでもいいけど二宮さんトイレって言う?手洗い?どっちなんだろう…。

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