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stella

辻ちゃんは犬飼先輩が突然少しだけよそよそしくなったのが気になって
「何かあったんですか?俺でよければ聞きますよ」って言う。
辻ちゃんは自分が原因だとは思ってない。犬飼君は言おうかどうか迷って一瞬止まる。
「何にもないよ。どうして?」
「……いつもと違うような気がしたので」
「そう?大丈夫だよ。ありがと」
明らかに違うのに何にもないって言われて、話してくれないことに対して胸の痛みを覚える辻ちゃん。
犬飼君は(折り畳んでしまっておいた気持ちを見つけだして、広げた所でどうするの?
どうせ戻すんだから最初から見つけるなよ。見てみぬふりしとけばよかったのに。
広げたところで折り目は消えたりしないだろ。畳んだままでいさせてよ。)
いつも何でも適当に受け答えしてるのに、言葉につまったり、黙ったりしてしまう犬飼君めちゃ良いな…と思う。この後、辻ちゃんがちゃんと広げに行きます。
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