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stella

「辻ちゃんが好きだよ」
「え?」
言わないようにしていた言葉が、口から滑り落ちた。しまった。と思った時にはもう遅い。言葉にしたら、もう無かったことには出来ない。だから言わずに心の奥に置いておいたのに。言わずにはいられなかった。辻ちゃんには言わなくてもいいことを、つい言ってしまう。いつも思ったことを返してくれるから。
そこが好きだったし、本音を言えるのが楽だったんだよね。……今ならまだ「隊員として」で通るかな。そらした視線を元に戻した。あれ、これってもしかして脈あり、でいいのかな?ごめんね辻ちゃん。
おれはずるいから――
「返事、ちょうだい」
無かったことにするはずだった言葉を、辻ちゃんの反応しだいで残すよ。

今まで無かったことにした言葉も、辻ちゃんは覚えててくれてるといいな……と思いました。犬飼先輩が無かったことにしたとしても、俺は覚えていたかったから。みたいなやつ……。

テレビか何かでここのシュークリームが流行ってます!
みたいなのを一緒に見た犬飼君と辻ちゃん。

辻ちゃんがめちゃくちゃ食い入るようにその情報を眺めてるから
「食べたい?」テレビから辻ちゃんへ視線を移した。
「…はい。美味しそうですよね」
よほどシュークリームが気になるのか、視線をテレビに向けたまま、ポツリと独り言のように答えた。
(そんなに食べたいんだ)
「今から行く?」
「今日は定休日ですね」
「そうなの?詳しいね」
「……前から気になってたので……」
「だと思った。じゃあまた今度行こうよ」
「はい」
ようやく視線が合った。嬉しそうな顔がかわいい。
その顔をさせてるのがシュークリームだと思うと、ちょっと気になるけど。
みたいな…感じのやつ……。

辻ちゃんはケーキ屋さんで一人で買い物できるんだろうか……。
事前に買いたいもの決めてメモ渡したら買えるのかもしれない。
店内で女の子から声かけられたことがあって、一人で行くのちょっと苦手になってて
犬飼先輩を誘って買いに行ってたらめちゃくちゃかわいいな~!
「うーん…今日は〇〇(店の名前)かな?」
「……当たりです」
「やった♪」
みたいなやりとりもしてて欲しい。かわいい。

で、シュークリーム一緒に買いに行って
おいしそうに食べてる辻ちゃんを見てる犬飼君。

好きなものを渡さなくても、して欲しいだろうことをしなくても
そんなこと関係ないだろ、辻ちゃんは。
おれが、誰に、どんな態度をとったって、いつも「おれ」を見てくれるから。
そんな辻ちゃんだから、してあげたくなった。
言葉を聞いていたいって思ったんだよ。

おれの気持ち、わかるかな?

望まれたからじゃなく、おれが勝手にしてあげたいって思ったんだよね。
見返りは求めてないけど、できるなら。
ずっと隣にいてよ。なんだってしてあげるから。

かわいいのにしたかったのに、結局いつもの妄想になりました……。(どうして)

今日するのかなって準備してきたのに何にもなくてただ一緒に寝るだけで自分だけこんな風に意識してしまって恥ずかしい……ってもぞって寝る辻ちゃん。それわかってる犬飼君。(あれ、誘ってくれないの?)
辻ちゃんって声かけた時にはもう寝ちゃってて、嘘でしょ、辻ちゃん。これは困ったな。最初から手、出しとけばよかった。って辻ちゃんのこと抱きしめながら寝る。まあ、これだけでもいいかな。ふって愛おしそうに笑う。

辻ちゃんはちょっと目が覚めて、温かいな……優しく触れる犬飼先輩の手が心地いいな。隣に居させてくれるのを嬉しく思った。

次の時もきっと何もないんだろうなって思って準備していかなくて、すぐに寝ようとする辻ちゃん。
そしたら犬飼君から手を出されて
「あっ…の。すみません、今日はその…準備してないです」
「今日は、なんだ?」(あーあ、もったいないことしちゃったな)
「っ……。……前回はしてた…んですけど。俺ばっかりだなって…恥ずかしく思ったんです。一緒に居れたら、それだけで嬉しいですから」
「……」

……ああ、ホントに。そうやっておれが嬉しくなる言葉を、いつも何とも無いかのようにくれるんだ。おれに気を遣って、じゃ無く偽りのない言葉をくれる。辻ちゃんの口からこぼれる言葉はすぐにおれの耳に届いて、満たしてくれる。

おれがどれ程その瞬間が好きか、なんて知んないでしょ。

心揺らされることがこんなにも心地よく感じるのは、愛おしく思えるのは、全部、辻ちゃんだから。気持ちをもらっても、体を繋げても、まだ欲しいって思ったんだ。自分がこんなに欲深かったなんて、初めて知ったんだよね。

知ってるのに、感じた事のない気持ちを教えてくれるのは、いつだって。
――辻ちゃんなんだよ。

だから、怖くなった。おれでも、こんな気持ちになれるのを知ってしまった。……渇きを覚えるのはなんでだと思う?それは「満たされたことがある」からだよ。知ってしまったら、戻れない。

隣に居てくれるだけでいいって言ったのは、嘘じゃないけど。……手にしても渇きを覚えることまで、知りたくなかったよね。

(辻ちゃんの手が冷たいことにして)どうして辻ちゃんの手は冷たいのにあったかいんだろう。みたいなのもいいな……って思うんですよ……。
あっためてよって辻ちゃんの手を握るけど、犬飼先輩のが温かいですよね?って返されて、そういうことじゃないんだよねえってしてて欲しい……。

たいしたこと無いですがエロです。(犬飼君は手だけです…)
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辻ちゃんに言葉で言わせたがる犬飼先輩が好きだ~~となったものです。
犬飼君は触って欲しくてもじもじしてる辻ちゃん見てるのも好きだし言葉で言ってくれるのも好きだし、その後の乱れた辻ちゃんも好きだと思います。
辻ちゃんのこと好きな犬飼君が好きです……。
#犬辻 #犬辻ネタ

「ずいぶん楽しそうだったね。何話してたの?」
「……聞いてどうするんですか?」
「んーどうもしないけど。ちょっと妬いちゃったな~なんて」
「?……妬く必要ないと思いますけど」
「何で?」って嬉しそうに聞く。
「……もう解ってるじゃないですか」
「うん、だからなんだけど」
にこにこしてる犬飼君からねえほら早く、みたいな圧を感じる辻ちゃん。
「……犬飼先輩が…その……好きなので。……妬く必要ないですよ」
「あははっありがと辻ちゃん」
おれも好きだよって辻ちゃんの耳元で伝える。
(ねえ、知ってても妬けるくらい好きなの解ってる?)
ちょっと赤くなる辻ちゃんを見て、満足気な犬飼君。おれにもね、独占欲ってあったみたい。しんどいだけでしょって思ってたけど、これはこれでなかなか楽しいかもね♪

辻ちゃんとなら何でも楽しいかもってなってる犬飼君いいな……。辻ちゃんかわいい…。(何)



手にしたら満足すると思ってた。1つ手に入ったら、10が欲しくなるってほんとだったんだねえ。……きっと10を手にしたって、もっと欲しくなる。これは困ったな。って笑う犬飼君。自分のことコントロールできないことさえ楽しいって思ってて……。

辻ちゃんは、犬飼先輩が欲しいって言うなら全部あげますよ。俺に、それを言ってくれるなら。みたいな感じで宜しく頼みます……。

犬飼君は、辻ちゃんに解るように意図的に目で好きだってしてくれてるといいなって……。
目で好きだって言うのに、言葉では言わないんですね。
みたいなやつもいいな……辻ちゃんから言葉で言うのも好きだな~。なんでもいいな!
瞳関連だと、辻ちゃん→犬飼君で
澄んだ空のような瞳の色が、一瞬、底のない海のように見えた。
そう見える回数が増えていくし、底が知れなくて不安を煽るのに目が離せなくなった。
みたいな感じのもいいな~と思うんですが、長くなるやつだな…となり妄想を止めました……誰か………。

犬飼君、いつも勝手なイメージなんですけど、体は触りたければ触ってもいいよ。内側(心)には絶対に触れさせないけどね。って感じがするので、辻ちゃんだけが触れるとめちゃくちゃ嬉しいな……となってます。
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#犬辻 #犬辻ネタ

いつも真っすぐ目を見る辻ちゃんが、キスした後はふいって目を逸らしてるのをかわいいな~って思ってる犬飼君もいいなと思います……。
あと逸らした後、顔をぐいって寄せておれのこと見てよするのもめちゃ好き。
犬飼君の目を見て逃げられないって悟る辻ちゃん。だから、期待しちゃうのも良き。

・おれに好きだって言うなら、本気にさせてみせてよ。きっと出来ないと思うけど。……今までだってそうだったから。溺れてるのも分からなくなるくらい溺れさせてよ。

・ 最初は辻ちゃんが何を言うのか、するのか分からなくて、それが楽しかった。全部予想通りでわかったら楽しくないでしょ。って思ってたのに、今じゃ解るのが楽しいになってたらいいな……。「あはは、辻ちゃんならそう言うと思ったよ♪」解るのが楽しくて嬉しいなんて、思わなかったよね。ありがと、辻ちゃん 教えてくれて。ねえ、今度はおれに何を教えてくれるの?

誰にどう思われたって正直どうでもよかったし、興味もないな。それでおれの何かが変わるわけでもないしね。自分のことを他人に委ねるなんて、しんどいだけでしょ。そんなこと解りきってたはずなのに。辻ちゃんが、おれの中に入ってくるから。辻ちゃんの中にもおれの居場所を作ってよ。

そんな自分じゃどうしようもないことを願ってしまうくらいには。
「おれ、辻ちゃんのこと好きなんだよねえ」
その固まった顔を、どう崩そうかな。辻ちゃんだと、それさえも楽しく思える。先に俺のことを崩したのは辻ちゃんなんだからさ、覚悟しておいてよね。

辻ちゃんの中に自分の存在を感じたい犬飼君もいいよな~と思いまして……。それだとこれもして欲しいんですよね。もしおれが近界に行ったとしても、理由があれば「仕方ないんじゃない?」で済ませるの?隣にいて欲しいって縋ってみせてよ。辻ちゃんが困るくらい居てあげるのに。
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